前 略
私の2015年の夜明けは実弟との個展に始まります!
昨年の9月、実家(大分県杵築市山香町)のある山香(やまが)郵便局長さんより個展の依頼があり、実弟3人による開催が実現となりました。兄弟3人はもともと絵画を趣味にしており、長男は墨絵、次男は油絵、私は水彩を好んで描いております。長男は山水画の師範を取得し、次男は県美展に4回入選するほどの腕前ですが、私は全くの素人技法で美人画を嗜んでおります。このように兄弟3人が絵画を趣味にしていることや画法も異なることが推薦のようで、2月22日から3月21日の1ヶ月間、夢にまでみた「兄弟3人展」を郷里の大分で開催する運びになったのです。
私と美人画の出会いは、さかのぼること23歳の頃、“霜月に氷雨の夜”コタツに身を寄せ、部屋に飾られた佐藤光園画伯の美人画に触れた時で、彩色に描写された“女性の優しさ”がとても印象的でした。それ以来「美人画」にのめり込んでいったようです。模写として始めた技法はクロッキー(速写画)から始め、次第に墨絵そして彩色に挑戦するようになります。
初めて人前に展示することになったのは国立中津病院在職時(52歳)、「外来患者待ち時間対策」の一環として行なわれた文化祭でした。職員による習字、パッチワーク、絵画などが展示され文化祭はとても好評でした。
2回目は国立病院機構九州がんセンター在職時(58歳)、福岡県甘木市で技師仲間7人で行なった「絵画・陶芸作品展」(2005.10.27~10.31)になります。これも好評で西日本新聞の朝刊(2005.10.26)に掲載されるほどでした。
その後の試写体は今野由恵画伯(青森)、絵どうろう館画伯(秋田)の作品を模写するようになりました。
昨年と今年の正月には8点の新作を追加し、今回の個展では15点ほどの作品を展示することになっております。
只今準備に追われておりますが、夢にまでみた兄弟との個展に2015年をかけてみたいと思います。
草々
形態マガジン号キャプテン 阿南 建一
ご案内状
今回は骨髄の細胞同定と特殊染色に挑戦します。
骨髄では顆粒球系細胞の分化過程を提示します。これらについては、すでに何回も挑戦していますが、骨髄の構成細胞として不可欠な細胞でありますので今回も提示してみました。健常成人の骨髄における顆粒球系と赤芽球系の比率はほぼ3:1とされ、主たる造血細胞の構成を知る上で重要な評価になります。
特殊染色は、各種白血病に有効な細胞化学染色をピックアップしてみました。これらの陽性所見は特徴的なものもあり、その陽性態度にも着眼することが重要です。
骨髄の細胞同定をリストより選んで下さい。
BM-MG.1000
BM-MG.1000
特殊染色より予測される形態診断 をA~Dそれぞれに行なって下さい。
EST二重-BM×400
PO-BM×400
PAS-BM×600
PO-BM×1000
問題 1
(正解と解説)
【正解】
(CASE A) 1-⑧.リンパ球、2-⑤.桿状核球、3-⑨.単球、-⑩.赤芽球、5-⑦.好酸球、6-⑥.分葉核球、
7-⑧.リンパ球、8-④.後骨髄球
(CASE B) 1-⑦.好酸球、2-⑤.桿状核球、3-⑤.桿状核球4-③.骨髄球、5-⑤.桿状核球、6-⑥.分葉核球
7-⑧.リンパ球
【解説】
問題 2
(正解と解説)
骨髄のエステラーゼ二重染色、ペルオキシダーゼ染色、PAS染色おける染色態度より予測される形態診断を行なってみましょう。PAS染色は前回にも登場しました。
【正解】
(CASE A) ⑥.M4とM3、(CASE B) ⑦.ALLとM0、(CASE C) ⑤.ALL、(CASE D) ②.AML-M1
【解説】
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