東日本震災から3月11日で8年を迎えました。
仙台市内で開催されるヘマトロジー講演会(ベックマン・コールター主催)では、被災の年から7年間参加させていただいております。その度、上空から観る仙台市内の街並みは、年を追うごとに家屋や工場が立ち並び、木々は彩りを添え、復興の兆しが伺えます。一方、被災者の住宅再建やその補助金を巡って自治体の対応が分れるなど、今でも課題は山積みのようです。現在でも約3,100人が仮設のプレハブ住居で過ごされており、約5万2千人が避難生活を続けられているそうです。復興庁の調べでは、災害公営住宅の98%は完成したとされていますが、津波被害の大きかった地域や福島第一原発事故による避難地域では、避難生活が長期化しており、今でも復興が遅れているようです。東日本大地震の復興期間は、10年と定められおり、2021年3月末には復興支援は廃止されますが、原子力災害の対応や産業の再生など地域の復興には多くの課題が残ります。
また、同様に平成29年7月九州北部豪雨で被災した福岡・大分両県では、現在も約1,100人が、仮設住宅での避難生活を余儀なくされています。この災害は、特定非常災害に認定されず、福岡県の朝倉市と東峰村では、354世帯850人が仮設住宅やみなし仮設での避難生活を送っています。今年の7月には、その期限を迎えるため、朝倉市では、自力再建が困難な被災者のための災害公営住宅を“復興住宅”として建設し、2020年7月に完成予定です。しかし、これらも被災者の声が直接生かせる救済にはほど遠いようです。
5月1日から新しい元号“令和”の時代が始まりますが、平成で起こったさまざまな災害での復興には、まだまだ時間を要することを忘れないよう日々を過ごしたいと思います。
形態マガジン号キャプテン 阿南 建一
今回は、細胞同定と症例検討を提示しました。
細胞編は、骨髄における同系統の同定や鑑別を要する細胞を提示しました。
症例編は、わずかな臨床像と検査データから次なる検査を模索し、骨髄像から臨床診断を試みて下さい。
骨髄の細胞同定を行なって下さい。
BM-MG×1000
BM-MG×1000
BM-MG×1000
BM-MG×1000
光顕的所見から臨床診断を考えて下さい。
【所見】
【30~35歳.女性】主訴:発熱・貧血
WBC89,100/μL、RBC155万/μL、Hb5.4g/dL、Ht14.5%、PLT2.1万/μL、NCC43.5万/μL
PB-MG×400
BM-MG×400
BM-MG×1000
BM-PO×400
問題 1
骨髄の細胞同定を行なって下さい。
【解説】
BM-MG.1000
問題 2
30歳代.女性。発熱、貧血を主訴に来院されました。
【解説】
(PB-MG×400)
(BM-MG×400)
(BM-MG×1000))
(BM-PO×400)
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