2019年の幕開けは、5月の新元号の誕生によって長い歴史の新たなる 1ページになりそうです。本マガジンも100回の達成に向けて新たな気持ちをもって臨みますのでよろしくお付き合い下さい。
本年の第一報は、昨年全国版のTV放送で紹介された我が糸島の「純国産メンマ」の紹介です。メンマといえば、ラーメンには欠かせない食材ですが、ほとんどが中国や台湾のタケノコを輸入し、日本の工場で加工されているそうです。中国では麻竹(まちく)のタケノコを使用するのに対し、糸島では孟宗竹(もうそうちく)や真竹(まだけ)を使用しています。国産素材のこだわり食材として、はたまた放置竹林の問題解決策として話題になっています。
国産メンマの要望に応え、糸島の地において無添加、完全発酵・熟成の手法を用い試作を重ねた上、安心安全の商品として通販でも購入されることになりました。
商品のキャチコピーは、芳酵な風味と歯切れがよく、とんこつ風の濃厚な下味を漬け、香り豊かな香味ラー油で絡めたもの‥です。TV放映以来、地元のラーメン店では糸島メンマ入りラーメンを求める客も増えてるようです。
糸島は自然に恵まれた街ですが、只今30店舗の牡蠣小屋に1日約3,000人が訪れ、週末は観光バスもみかけるほど賑わっています。糸島に住んで10年過ぎましたが、昨年の情報誌「福岡ウオーカー」では住みたい街ランキング第1位にも選ばれています。この風光明媚な糸島から本年の第一報を発信しました。
形態マガジン号キャプテン 阿南 建一
今回は、細胞同定と症例検討を提示しました。
細胞同定は、急性単球性白血病(M5)の骨髄像における腫瘍性単球に挑戦します。単球系細胞の鑑別については以前にも挑戦しましたが、よく質問を受けますので再度提示しました。WHO.2008年に紹介されましたが、あつかましくも私見と異なる部分がありますので、皆様の意見を拝聴する意味であえて提示させて頂きました。
症例編は、わずかな臨床像と検査データから次なる検査を模索し、骨髄像から臨床診断を試みて下さい。
AML-M5の骨髄像で細胞を切り取ったものですが、赤血球の大きさを対象に細胞同定を行なって下さい。
BM-MG×1000
光顕的所見から臨床診断を考えて下さい。
【所見】
【30~35歳.女性】主訴:貧血
WBC3,100/μL、RBC248万/μL、Hb5.1g/dL、Ht23.5%、PLT12.9万/μL、NCC34.6万/μL
BM-MG×400
BM-MG×1000
BM-MG×1000
BM-PO×1000
問題 1
AML-M5の骨髄像で細胞を切り取ったものですが、赤血球の大きさを対象に細胞同定を行なって下さい。
【解説】
BM-MG×1000
問題 2
30~35歳.女性。某院で貧血を指摘され精査の目的で来院されました。
【解説】
(BM-MG×400)
(BM-MG×1000)
(BM-MG×1000)
(BM-PO×1000)
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