猛暑日が続いた災害列島日本に、今年も北海道胆振(いぶり)東部地震や数多くの台風の襲来が大きな被害をもたらしました。胆振東部地震(2018.9.6,震度7)では、厚真町で“山津波”が発生し、それは時速50キロ、約6秒で集落を飲み込む勢いだったそうで、多くの方が亡くなられました。
只今、10月6日午前9時10分、台風25号が福岡県全域を暴風域に巻き込み北北東へ進行中、わが家の糸島周辺は風速30m/s、裏山の竹藪が大きく揺れています。今年は台風の当たり年のようですが、ここ数年福岡への接近は少なく難を逃れていましたので、久しぶりに恐怖を味わっております。昨年から雨男復活の私には、名古屋、沖縄、高知と台風につきまとわれております。
さて、今年の台風24号は、風雨のみならず海水を巻き上げ各地に“塩害”をもたらしています。千葉では植物が急に枯れたり、静岡では農作物が枯れる被害が相次いでいます。塩分が植物や農作物に付着すると、葉がしおれ黒く変色するそうです。対策として、洗い流すことが最良の策といわれますが、停電が起ると散水設備が使用できないことが追い打ちをかけます。
さらに塩害は、東京、千葉の鉄道トラブルによる送電線の停電までもたらしました。送電設備に塩分やちりが付着するとショートを起こし停電の原因になるそうです。これにより東京京成電鉄では2日間で約7万人に影響が出たと報じられています。さて、これらの塩害対策について、海に近い農地では、古くから石灰などによる“除塩“対策がなされているそうで、海から離れた農地でも今後その対策が求められます。送電線の塩害対策には、鉄塔と電線を絶縁し電力の安全供給を担っている碍子(がいし)を洗浄し塩分を除去するか、碍子の表面にシリコンなどを塗布するか、はたまた碍子の連結個数を増やしたりする対策が挙げられるそうです。塩害は秋の紅葉やコスモスの枯死、また全国350箇所でソメイヨシノの開花にまで影響が出ているようです。桜の開花については、ホルモンのバランスの崩れだそうです。
ここに来て“山津波”や“塩害”の防止策を講じることが切実な問題として浮上してきました。
形態マガジン号キャプテン 阿南 建一
今回は、新生児の末梢血液像の単核細胞の区分に挑戦します。
新生児の分類は判定に悩みますが、成人の判定基準を参考にしてトライしましょう。
症例編は、わずかな臨床像と検査データから次なる検査を模索し、骨髄像から臨床診断を試みて下さい。
骨髄像の細胞同定を行なって下さい。
BM-MG×1000
BM-MG×1000
BM-MG×1000
BM-MG×1000
BM-MG×1000
BM-MG×1000
光顕的所見から臨床診断を考えて下さい。
【所見】
【Case】 60~65歳.男性
WBC4,500/μL、RBC412万/μL、Hb12.6g/dL、Ht37.4%、PLT38.2万/μL、NCC46.5万/μL
PB-MG×1000
BM-MG×1000
BM-PO×1000
BM-PAS×1000/BM-ACP×1000
問題 1
骨髄像の細胞同定を行なって下さい。
【解説】
BM-MG.1000
問題 2
60~65歳.男性。主訴は倦怠感で軽度の肝腫大があり、リンパ節腫脹は認めません。
【解説】
(PB-MG×1000)
(BM-MG×1000)
(BM-MG×1000)
(BM-PAS×1000 BM-ACP×1000)
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