自宅で4,000匹の蚊を飼育し、研究を重ねる18歳の天才少年(Tさん)を紹介します。これは、民放TVで2018.7.17に放映されたものです。一般に蚊のオスは果汁を吸って、メスは交尾後に産卵のためにオスから血を吸うそうです。世界で蚊の媒介によって年間に83万人が死亡すると言われます。
Tさんの研究は、蚊が人間や動物を二酸化炭素で検知し、人の足の匂いを嗅ぐと交尾することを発見しました(交尾はオスとメスがハートの形をして飛ぶ)。蚊は一生に一度しか交尾しないと言われてましたが、足の匂いを嗅ぐと、複数回交尾することを見つけ、何と、7匹のメスに2時間で、76回交尾することに成功しました。
蚊に刺されやすいのは、足の常在菌の多い人であることも発見しました。従って、外出する前に除菌シートで足を拭くことが大事なようです。ちなみに、昔から血液型ではO型が刺されやすく、A型は刺されにくいと言われます。彼の業績により、2016年筑波大学「科学の芽」賞、高校生部門受賞しています。これから、コロンビア大学の脳科学へ進むそうですが、理系の上位10名にも選ばれた頭脳明晰な少年です。夢は「蚊と人間が共存できる社会の実現」を目ざし、彼の研究によって血を吸わない蚊が生まれるかも知れません。
ところで、“蚊はどうやって血を吸うのか ” をネットで調べてみました。針は合計で6本あるらしく、まず2本をノコギリのように使い皮膚を切り開きます。別の2本は切り開いた部分を支えます。そしてメインがちょっと太めなもので毛細血管を探り当て血を吸い上げます。もう1本は吸血の補助のために唾液を流し込みます。この唾液には血液を固まらないような成分が含まれていて絶妙というしかありません。しかし、蚊にも弱みがあり、35度以上の猛暑には勝てず、葉の裏で涼んで出番を待っているようです。
私自身、蚊の生態を今になって知ったことの恥ずかしさ、それより「蚊と共存する時代」が来るとはこれまた驚きです。ちなみに私はAO型ですので、庭掃除でよく刺されるのはO型がいたずらをしているのかも知れません。庭の水まき、草取りには除菌シートを活用しなくちゃ!
形態マガジン号キャプテン 阿南 建一
今回は、新生児の末梢血液像の単核細胞の区分に挑戦します。
新生児の分類は判定に悩みますが、成人の判定基準を参考にしてトライしましょう。
症例編は、わずかな臨床像と検査データから次なる検査を模索し、骨髄像から臨床診断を試みて下さい。
新生児の末梢血液像にみられた単核細胞です。成人の判定基準を参考に同定して下さい。
光顕的所見から臨床診断を考えて下さい。
【所見】
【Case10】 1-5歳.男
主訴:腹部腫瘤 PO染色(陰性)
WBC3,100/μL、RBC404万/μL、Hb10.5g//dL、Ht30.5%、PLT27.8万/μL、NCC41.5万/μL
PB-MG×1000
BM-MG×400
BM-MG×1000
BM-PAS×1000/BM-ACP×1000
問題 1
新生児の末梢血液像にみられた単核細胞です。成人の判定基準を参考に同定して下さい。
【解説】
PB-MG.1000
問題 2
1~5歳.男性。主訴は腹部腫瘤です。
【解説】
(PB-MG×1000)
(BM-MG×1000)
(BM-MG×1000)
(BM-PAS×1000 BM-ACP×1000)
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