福岡のサクラ開花宣言は1週間ほど早くなり、今年も入学式まではもたなかったようです。
今に始まったことではありませんが、私の子供の頃に比べると年々早くなってきているようです。
毎年、日本のサクラ開花宣言は、1月下旬沖縄北部に咲く「寒緋桜(かんひさくら)」です。梅や桃色の花がうつむきがちに咲くのが特徴です。私は今年の1月28日(日)、5年ぶりに寒緋桜を楽しみました。
そう言えば、沖縄では桜の下で宴会などする慣習はないので、周囲はクリーンそのものです。
本土では「染井吉野(ソメイヨシノ)」が最も親しまれていますが、最近、“てんぐ巣病”に罹りやすいことが報告されています。原因として、2012年に日本で初めて侵入が確認された“クビアカツヤカマキリ”によるものとされ、加害されたサクラは枯れ、早期の害虫駆除が強いられますが、伝染性もあり撲滅は大変だそうです。症状としてはサクラの枝に形成されたコブ状がそうではないかと言われています。このような状況から、2009年からソメイヨシノの苗木の販売が中止されているようです。
「日本花の会」ではソメイヨシノに変わる品種として、花や開花時期が同じとされる「神代曙(ジンダイアケボノ)」を推奨しているようです。ジンダイアケボノとは東京の調布市にある都立神代植物公園で発見されたサクラで、日本から米国に渡った日本のサクラ同士の雑種と考えられています。ソメイヨシノに比べ、色はやや濃く一重ばかりの個体と旗弁や5枚以上の花弁をもつと言われます。
サクラの楽しみ方は、開花して1週間、満開になって1週間、散り始めて1週間とも言われますが、サクラの世界にも世代交代の波が押し寄せているのでしょうか。
(資料:日本花の会:桜図鑑)
形態マガジン号キャプテン 阿南 建一
今回は、骨髄像の観察で注意するべき所見と形態診断に挑みます。
骨髄は、形態の類似細胞や鑑別を要する細胞を提示しました。形態の特徴的所見を捉え同定しましょう。
症例編は、わずかな臨床像と検査データから次なる検査を模索し、末梢血および骨髄像から形態診断を行なって下さい。
骨髄の細胞同定を行なって下さい。
BM-MG×1000
BM-MG×1000
BM-MG×1000
BM-MG×1000
形態診断に必要な所見を考え、臨床診断を行なって下さい。
【所見】
【60-65歳.男性】
【主訴】貧血、出血斑 【検査】WBC7,300/μL、RBC269万/μL、Hb9.4g/dL、Ht27.8fL、PLT3.9万/μL、【骨髄】 NCC46.5万/μL(芽球様38.0%)
PB-MG×1000
BM-MG×1000
BM-MG×1000
BM-PO×1000
問題 1
骨髄の細胞同定を行なって下さい。
【解説】
(BM-MG ×1000)
問題 2
60-65歳.男性。貧血と出血斑を主訴として来院されました。来院時の検査データで白血球は正常(7,300/μL)ですが、貧血と血小板減少がみられました。精査のため骨髄検査が施行されました。
【解説】
(PB-MG×1000)
(BM-MG×1000)
(BM-MG×1000)
(BM-PO×1000)
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