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今、NHK大河ドラマ『真田丸』」が面白い。私にとっては『龍馬伝』『軍師官兵衛』以来のヒット作品になっています。それはNHKのイメージから脱却した脚本家、三谷幸喜さんの手腕だと思われます。スタート時のインタビューで三谷さんは“家族みんなで観てもらえるよう心がけてます“と言われていました。
その1つに、3Dの地図を作成した歴史解説がわかりやすかったり、言葉が難しくなくてすんなりと耳に入ってきやすいなどです。役者さんの演技もさることながら笑える場面が多いので、ついついのめり込んでしまっています。
主人公は真田信繁(後の幸村)を演じる堺雅人さん、信繁の父(昌幸)・草刈正雄さん、兄(信幸)・大泉洋さん、それに豊臣秀吉を演じる小日向文世さん、石田光成の山本耕史さん、徳川家康の内野聖陽さんと個性派俳優さんが名を連ねています。これまでの視聴率は、第1話が19.9%、18話が19.1%(場面は上洛)、最近の26話が16.4%と好調のようです。
最近では、1592年豊臣秀吉が朝鮮出兵(文禄・慶長の役)の際に、出兵拠点として築いた「名護屋城」が舞台となりました。築城までわずか5ヶ月、周辺には全国から参集した大名の陣屋が130以上も建てられ、人口20万人を超える城下町が出現したそうです。国内にこれほどの武将が一堂に会した城、陣跡は珍しく、徳川家康、上杉景勝、伊達政宗、前田利家、島津義弘、黒田長政、加藤清正、福島正則、真田信幸など蒼々たる武将が集結し、それは関ヶ原や小田原をしのぐ大舞台になったと言われています。
秀吉の死後、日本軍は帰国して終結、講和することなく、豊臣政権が互解したため双方が勝利をしたまま決着となったようです。名護屋城は関ヶ原の戦い後、寺沢広高が唐津城を築城した際に、その一部の遺材を使用したと言われています。その後、一国一城令(1615年)を受けて人為的に破却され、幻想的となった“幻の巨城”は今一人何を思い何を語ろうとしているのでしょうか。
名護屋跡は佐賀県呼子町にあり自宅に近隣のことから、先日初めて城跡を尋ねましたが、苔むした崩れしままの石垣が当時の“つわものどもの夢の跡”を思い浮かばせてくれているようでした。しかし、戦国の世といえども、秀吉の計り知れない“野望”が朝鮮半島にも及んだことで幾多の人々を苦しめ、今日の拭いきれない“わだかまり”に繋がっていると思うと、とてもせつない気持になりました。
(資料:肥前名護屋城歴史ツーリズム協議会. 佐賀県立名護屋城博物館)
草々
形態マガジン号キャプテン 阿南 建一
細胞同定では、骨髄像における細胞同定に挑みます。
骨髄でみられる各種細胞を提示してみました。
類似した細胞については鑑別のポイントを考えてみて下さい。
症例では、簡単ですが検査データをヒントにして末梢血、骨髄像から考えられる血液疾患に挑んで下さい。
今回も選択肢がありませんので類似細胞や鑑別疾患を挙げながら考えてみて下さい。
骨髄の細胞同定を行なって下さい。
BM-MG×1000
BM-MG×1000
BM-MG×1000
BM-MG×1000
検査データと末梢血液像より考えられる疾患何ですか。
【所見】
【6歳.男性】
(主訴) 発熱、全身倦怠感 (現症)扁桃腺腫脹
WBC13,100/μL、RBC491万/μL、Hb13.3g/dL、Ht40.3%、PLT20.4万/μL、CRP1.0mg/dL、NCC15.5万/μL
PB-MG×400
PB-MG×1000
BM-MG×400
BM-MG×1000
問題 1
(正解と解説)
骨髄の骨髄系細胞を提示しました。
【正解】
(case A) 1-桿状核球、2-後骨髄球、3-単球
(case B) 1-骨髄球、2-桿状核球、3-分葉核球、4-分葉核球
(case C) 1-前単球、2-骨髄球
(case D) 1-前骨髄球、2-前骨髄球、3-骨髄芽球、4-多染性赤芽球
【解説】
問題 2
(正解と解説)
6歳男児で、発熱と全身倦怠感で来院されました。現症として咽頭、扁桃の発赤や発熱、頸部リンパ節腫脹また肝脾腫を認め、これは10日ほど続くものでした。末梢血に異型リンパ球(?)が23%みられたため、精査のため骨髄穿刺が施行されました。A.B.が末梢血液像で、C.Dが骨髄像です。
【正解】
伝染性単核球症 Infectious mononucleosis(IM)
【解説】
(PB-MG ×1000)
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