前 略
8月に開催されました第94回全国高校野球大会は猛暑の中、大阪桐蔭高校の春夏連覇で幕を閉じました。高校野球はアルプススタンドへの挨拶に始まり、礼で終わるといわれます。選手たちは日頃鍛えた技と魂で炎天下の大舞台に臨み、選手とスタンドが一体となり試合を戦います。
アルプススタンドの応援団は色とりどりのTシャツに熱いメッセージを描いており、県岐阜商の“岐商魂”、愛工大名電の“百年紫魂”、旭川工業の“絆”、全日本吹奏コンクールの常連校の常総学園は“音楽魂”などさまざまな思いがアルプススタンドを彩ります。
今年の全国高校野球大会に我が母校の大分県立杵築(きつき)高校が初出場しました。当日は高校関係者が用意したチケットが足りなくなるほどの応援を頂き、スタンドの応援団はオレンジ色のTシャツに地名の「十王台」をあしらった“十王魂”を背中に描いて、あの常総学院に挑みましたが14-0の完封負けで初陣は飾れませんでした。
高校野球では試合に勝たなければ校歌を聞くことが出来ないのですが、十年ほど前から初戦敗退校の校歌演奏が行なわれるようになり、2回の攻撃前に校歌が演奏されます。2回表に聴く校歌は何十年ぶりで懐かしい限りでしたが、当時 野球部員の私がゲームセットで聞く校歌はいつも清々しく満足感に満ちていたものです。
今年は聞くことが出来なかったゲームセットの校歌演奏ですが来年は同窓生たちと一緒に歌えればと思います。皆さんも久しぶりに校歌を思い出してみませんか。
草々
形態マガジン号キャプテン 阿南 建一
大分合同新聞2012年7月28日号外
(大分県立杵築高等学校 ホームページより)
今回は骨髄の非造血細胞に挑戦します。三系統の細胞と比べると、直接的な造血の働きはありませんが影ながら支えていることは周知のことです。何よりも骨髄の構造を支えていることに相違なく、家に例えれば大きな柱に相当するものとなります。形態学的に造血細胞は明瞭な細胞質に核が収まっている状態ですが、非造血細胞は大部分が大型で細胞質が不明瞭(不鮮明)であることが大きな特徴です。
非造血細胞に含まれる細胞を以下に示します。
1)リンパ球、2)形質細胞、3)単球、4)マクロファージ(大食球)、5)脂肪細胞、6)肥満細胞(組織好塩基球)、7)造骨細胞、8)破骨細胞などが主に成書に書かれていますが、私見して9)組織好酸球、10)組織球、11)細網細胞、12)血球貪食細胞を追加したいと思います。これらの多くはそんなに増加することはありませんが、重症ウイルス感染症など血球減少が起こる原因となる血球貪食像や未熟な組織球の増加は悪性組織球症を疑う所見になるので重要になります。血液細胞ばかりに目がとられがちですがこれらの細胞も観察していきましょう。
CASE 1 ~ 2の細胞像を確認頂き、1 ~ 9の細胞同定を行ってください。
BM-MG×1000
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