熊本市の「熊本城ホール」で、11月2日(土)~3日(日) 第54回日臨技九州支部医学検査学会が開催されました。「熊本城ホール」は、熊本市中央区桜町の再開発施設「SAKURA
MACHI Kumamoto」に位置し、メインホール含め大小のホールや展示スペースがあり、この学会がホールのこけら落としになったそうです。今回、私はベックマン・コールターのランチョンセミナーで講演することになり、当日は立ち見ができる盛会の中で終えることができました。学会場の近くには熊本城がありますが、ここは加藤清正(かとうきよまさ)が慶長6年(1601年)から7年の歳月をかけて築城した日本三名城のひとつです。
熊本城は、2016年4月14日21時26分から発生した平成28年熊本地震により、甚大な被害を受けました。この地震で、人的被害として、死者 211名、重傷者 1,142名、軽傷者 1,604名、建物被害は、全壊家屋 約8千棟、半壊家屋 約3万4千棟、一部損壊家屋は約15万3千棟など合わせて約21万棟に被害が及び、地震から3年半が過ぎましたが、災禍を思うと今でも心が痛みます。
さて、熊本城ですが、復旧・復元のための「熊本城災害復旧支援金」や「復興城主」制度が始まっています。「復興城主」制度は、デジタル化した芳名板や特典を設けた熊本城への寄附制度です。私は、被災後の熊本城を訪れ、「桜の馬場、城彩苑」の一角にある「復興城主」コーナーでささやかながら寄付をさせていただきました。現在、「復興城主」制度による寄付金は20億円を超えたそうですが、熊本城郭全体の修復費用は数百億円とも言われ、これから何十年もかかるそうです。熊本城は、今までも、そしてこれからも熊本のみなさまのシンボルであり、心の支えです。往時の威容を一日も早く取り戻していただくことを望みながら、来年早々、手元に届く城主証・城主手形を受け取りたいと思います。
武者返しを模った(仮)城主手形
形態マガジン号キャプテン 阿南 建一
今回は、細胞同定と症例検討を提示しました。
細胞編は、骨髄像から類似細胞の鑑別に挑戦します。
症例編は、僅かな検査所見ですが、光顕的診断に至るまでの必要な検査や形態所見について考えて下さい。
骨髄像の細胞同定を行なって下さい。
BM-MG×1000
BM-MG×1000
BM-MG×1000
BM-MG×1000
この症例の形態所見から考えられる疾患は何でしょうか。
【所見】
【1~5歳.男児】主訴:関節痛、四肢の痛み、リンパ節腫脹(-)、PO染色(-)
WBC5,400/μL,RBC400万/μL,Hb10.1g/dL,Ht30.5%,PLT22.4万/μL,NCC12.6万/μL
BM-MG×1000
問題 1
骨髄像の細胞同定を行なって下さい。
【解説】
(BM-MG×1000)
問題 2
この症例の形態所見から考えられる疾患は何でしょうか。
【解説】
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