2024年12月18日
ベックマン・コールター ライフサイエンス
新製品 抗体産生株スクリーニングシステム Cydem VT 発表のお知らせ
- プレスリリース
ベックマン・コールター株式会社(本社東京都 代表取締役 ライフサイエンス事業担当 土屋裕美)は、2024年12月18日に新たな抗体産生株スクリーニングシステム Cydem VTを発表しました。
近年、抗体医薬品市場は高い成長率で拡大し続けており、またADCやバイスペシフィック抗体などの次世代型抗体医薬品によってその適応範囲はさらに広がり、研究開発への重要性がますます高まっています。抗体医薬品開発において、より性能の高い抗体産生細胞株を構築、選択することは非常に重要な工程ですが、そのためには多くの労力と時間が必要であり、医薬品開発における律速要因の一つとなっています。
抗体産生株スクリーニングシステム Cydem VTは、抗体医薬品開発における細胞株開発を効率化、ハイスループット化する新しいシステムです。最大96クローンを個別にガス制御し、最適なpHとDOレベルを維持しつつ数週間にわたって培養しながら、細胞数とその生存率、さらにIgG抗体力価をモニタリングすることが可能です。pH、DOがコントロールされたより製造に近い培養環境と、細胞の増殖、力価を自動モニタリングすることでマニュアル作業を大幅に削減しつつ、効率的かつハイスループットに有望なクローンを選択することを可能とします。
抗体産生株スクリーニングシステム Cydem VTの国内における注文受付開始は、2025年7月を予定しています。
製品ページ:https://www.beckman.jp/cell-culture-workstation/cydem-vt
以上
ベックマン・コールターについて
弊社は米国に本社を置き、世界各国でビジネスを展開するグローバルカンパニーです。
臨床検査分野、ライフサイエンス分野という2つの分野で事業を構成しており、世界をより健康な場所にするために11,000⼈を超える社員が日々業務に取り組み、幅広い製品・サービス・ソリューションをご提供しています。
臨床検査分野の製品は、血液などから必要な情報を得ることで患者を診断、経過観察するために、世界中の病院、医療関連施設の臨床検査技師の方々に利用していただいています。
ライフサイエンス分野の製品は、疾病や新しい治療方法の研究、複雑な生物学の問題を検討するために、バイオ関連企業、大学、専門学校などの研究者の方々に採用されており、また、粒子計測製品は製造業の皆様にも使われています。
【本件に関するお問合せ先】
報道関係の方: ベックマン・コールター株式会社 コーポレート コミュニケーションズ 石井 康子
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