2021年09月01日
ベックマン・コールター ライフサイエンス
BioLector XT マイクロバイオリアクター 新発売
- プレスリリース
ベックマン・コールター株式会社(本社東京都 代表取締役:小林久子)は、BioLector XTマイクロバイオリアクターの販売を2021年9月1日より開始いたします。
BioLectorは、2020年11月にBeckman Coulter Life Sciencesが取得したm2p-labs社が製造、販売してきたマイクロバイオリアクターの製品ブランドです。BioLector XTは、m2p-labs社がこれまで培ってきたマイクロ容量でのハイスループットな微生物培養、モニタリング技術に、新しいテクノロジーを搭載した新製品です。
医薬品や有用物質、発酵食品などの微生物を用いたバイオプロダクションにおいて、製造のための微生物株の評価や、培養条件の最適化は、製造開発において非常に重要です。通常の培養装置での培養は、多くの必要な情報を得ることが可能ですが、微生物株を同時に大量に評価するのは困難です。一方で、マイクロタイタープレートや試験管を用いた試験では、数多くの微生物株を一度に実験できますが、十分なパラメータを取得することができず、また流加培養などの検討は困難です。
BioLector XTは、最大48ウェルの専用マイクロプレートで複数の微生物株を同時に培養し、培養液中の生菌数、蛍光、pH、DOなどの培養パラメータをオンラインでモニタリングすることが可能なマイクロバイオリアクターです。ガスコントロールモジュールにより、嫌気培養やO2 1~100%の好気培養を実現し、様々な微生物のバイオプロセス研究にお使いいただけます。また、マイクロ流路を用いた流加培養やpH制御にも対応し、より複雑な培養プロセスの開発にも使用できます。これらの特長により、ハイスループットに、様々な培養条件での微生物の挙動をモニタリングすることで、バイオプロセス研究をより迅速に、より簡単に行うことを可能とします。
<BioLector XT マイクロバイオリアクターの特長>
- 生菌数、蛍光、pH、DOなどの微生物培養のための主要な6パラメータのオンライン、リアルタイム自動測定
- 最大48ウェルによるパラレルウェル培養
- 嫌気培養から1~100% O2の好気培養まで、幅広い培養条件に対応
- マイクロ流路による、フレキシブルな設定での流加培養とpH制御
製品詳細: https://www.beckman.jp/microbioreactor/biolector-xt
以上
ベックマン・コールターについて
弊社は米国に本社を置き、世界各国でビジネスを展開するグローバルカンパニーです。
臨床検査分野、ライフサイエンス分野という2つの分野で事業を構成しており、世界をより健康な場所にするために11,000⼈を超える社員が日々業務に取り組み、幅広い製品・サービス・ソリューションをご提供しています。
臨床検査分野の製品は、血液などから必要な情報を得ることで患者を診断、経過観察するために、世界中の病院、医療関連施設の臨床検査技師の方々に利用していただいています。
ライフサイエンス分野の製品は、疾病や新しい治療方法の研究、複雑な生物学の問題を検討するために、バイオ関連企業、大学、専門学校などの研究者の方々に採用されており、また、粒子計測製品は製造業の皆様にも使われています。
【本件に関するお問合せ先】
報道関係の方: ベックマン・コールター株式会社 コーポレート コミュニケーションズ 石井 康子
Email:yishii@beckman.com
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