2018年10月18日
「日本臨床検査自動化学会第50回大会」報告ページを掲載しました。
- その他
日本臨床自動化学会第50回大会が10月11日~13日に神戸で開催され、弊社では共催ランチョンセミナー並びに第1回 微生物検査・感染症技術セミナーを行いました。
【ランチョンセミナー】
10月12日、座長に群馬大学 名誉教授の森 昌朋先生、演者に東京医科歯科大学の 橋本 貢士先生をお迎えし、「『それって甲状腺じゃないですか?』―日常診療に潜む甲状腺疾患を見逃さないために―」と題してご講演いただきました。
典型的症状を呈さない甲状腺疾患症例を複数とりあげ、どういった所見から甲状腺が疑われるか、わかり易く解説いただきました。また、検査法上の問題によりTSH不適切分泌症候群(SITSH)様の検査結果が得られることがあると、甲状腺検査のピットホールについても触れられていました。ご来場いただいた方からは「わかりやすい内容だった」「とてもよかった」との感想をいただき、群馬大学での師弟関係が垣間見えたスムーズな進行で、大盛況のうちに終えることができました。
【第1回 微生物検査・感染症技術セミナー】
10月11日、表記セミナーにて弊社製品GeneXpertシステム、Xpert MRSA/SA BC「セフィエド」およびVersaTREK血液培養ボトル「REDOX 1」と「REDOX 2」をご紹介しました。
日本臨床検査自動化学会にて初めての試みとなる本セミナーは、微生物検査を専門としていない検査技師を対象とした微生物検査の知識向上と最新技術の紹介として、栁原克紀先生(長崎大学)と高橋聡先生(札幌医科大学)を座長にお迎えし、開催されました。セミナー当日は、90名近い参加者があり、盛会のうちに終了いたしました。
セミナーは、前半に血液培養検査を中心とした微生物検査の基礎に関するご講演がありました。豊川真弘先生(福島県立医科大学)からは、「微生物検査の結果報告は、単に定性結果だけでなく、臨床医の判断に役立つ情報も重要である」と紹介され、その上で遺伝子検査の結果は有用とのお考えを話されました。
またセミナー後半では、血液培養検査に関する製品についての実習が実施されました。1組15名程度のグループに15分間の製品紹介を行い、微生物検査における血液培養と遺伝子検査が簡便になっていることを実感していただく良い機会となりました。
日本臨床検査自動化学会第50回大会 ランチョンセミナー11 第1回微生物検査・感染症技術セミナー
【日本臨床検査自動化学会第50回大会 ランチョンセミナー11】 | |
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【日 時】 | 2018年10月12日(金) 12:20~13:10 |
【会 場】 | 第11会場(神戸国際展示場2号館 3F 3B会議室) |
【演 題】 | 『それって甲状腺じゃないですか?』―日常診療に潜む甲状腺疾患を見逃さないために― |
【座 長】 | 森 昌朋 先生(群馬大学 名誉教授 / 代謝肥満研究所 所長、日本甲状腺学会・日本内分泌学会 元理事長) |
【演 者】 | 橋本 貢士 先生(東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科 メタボ先制医療講座准教授) |
【要 旨】 |
甲状腺機能異常は、首や眼だけでなく全身に影響を及ぼし、多彩な症状を呈します。日常診療で頻繁に遭遇する体重減少、不整脈、高コレステロール血症、認知症さらには骨粗鬆症などの症状や疾患はすべて甲状腺機能異常と深い関連があります。本講演では、甲状腺診療の基礎を確認した上で、意外な症状を呈した甲状腺疾患症例をご紹介し、コモンディジーズに潜む甲状腺疾患を見逃さないようにするにはどうしたら良いかを論じたいと思います。 ※ランチョンセミナーは整理券制です。 |
【お知らせ】 | JACLaS EXPO 2018 共同展示のご案内はこちら |
【第1回微生物検査・感染症技術セミナー 】 | |
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【日 時】 | 2018年10月11日(木) 15:10~17:40 |
【会 場】 | 神戸国際会議場 第Ⅷ会場(504 + 505 号室) |
【セミナー情報】 | 『 微生物検査・感染症技術セミナー参加のお誘い』をご参照ください。 |
【参加申し込み方法】 | 本セミナーは事前登録制になっております。また事前登録は、学会の専用ウェブサイトからのみの参加登録になっております。 こちらのアドレスより参加登録をお願いいたします。 ⇒http://www.jscla.com/taikai01 ① サイトを下にスクロールして、中段にある技術委員会セミナーweb 申込の「参加登録」をクリック ② 登録事項を埋めていただき、最後にサイト一番下の「入力内容の確認画面」をクリックして最終登録 |
【ベックマン・コールター出展製品】 |
GeneXpertシステム(自動遺伝子解析装置)
VersaTREK 血液培養ボトル |
【追加情報】 | 本技術セミナーとは別に、同委員会の企画でシンポジウムも開催されます。
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