2018年07月12日

「ヘマトロジー講演会 in Sendai 2018」報告ページを掲載しました。

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ヘマトロジー講演会in Sendaiは、7月7日仙台ガーデンパレスで開催されました。
第一部講演では、常名政弘先生から『今からわかる、血液検査結果の見方・考え方・アプローチの方法』について、血球計数装置から表示されるさまざまな測定情報と生化学・免疫検査などの検査結果を踏まえた診断に至るアプローチについて、症例を提示いただきながら会場参加型のご講演をいただきました。また、特別講演の阿南建一先生からは、血液形態診断の秘策『光顕的手法の舞台裏に迫る』と題して、目視法における形態診断において、細胞形態に影響を与えるさまざまな因子や要因について大変わかりやすいご講演をいただきました。
会場からは、先生方に多くの質問が寄せられ、有意義な講演会として閉会することができました。ご参加いただいた皆様と講師ならび座長の先生方に厚く御礼申し上げます。来年も皆様の日々の業務に役立つ講演会を企画しておりますのでご期待ください。

座長 菅原新吾先生
演者 常名 政弘先生演者 阿南 建一先生

講演会 会場
講演会 風景講演会 風景

ヘマトロジー講演会 in Sendai 2018
【日      時】 2018年7月7日(土)14:00~17:30(13:30受付開始)
【情報交換会】 17:45 ~
【会      場】 仙台ガーデンパレス2階「鳳凰」  MAP
仙台市宮城野区榴岡四丁目1番5号
【主      催】 ベックマン・コールター株式会社
【お申し込み】

満員御礼  お申し込み受付は終了致しました。ありがとうございました。

【お問合わせ先】 TEL : 0120-566-730 / 03-6745-4704
E-mail : bckkcas@beckman.com
【お知らせ】

昨年(ヘマトロジー講演会 in Sendai 2017)の様子はこちら!

プログラム

【講演】

 

第一部 

『今からわかる、血液検査結果の見方・考え方・アプローチの方法』

【 演 者 】
常名 政弘 先生 (東京大学医学部附属病院 検査部)


(サマリー)
臨床検査は用手法の時代から自動化が進み、血球検査の分野においても自動血球計数器の進歩は目覚ましいものがある。
印象的には、採血後の血液検体を投入し、スタートボタンを押すだけで測定結果を見ることが出来るといっても過言ではない。
しかし、それらの結果は、必ずしも全てが正確な結果であるとは限らない。採血困難であったり、正しく採血されても採血管の中での問題、更には血球検査の誤差要因により、誤った結果が出力されることも少なくない。日常の日常検査でそれらに遭遇した時は原因を追究し、場合によっては採血方法や測定方法を変更して正しい検査結果を報告する必要がある。一方で我々臨床検査技師は、血液検査を報告するうえで臨床の現場に迅速な結果報告が必要な症例に遭遇する。代表的な疾患には、急性白血病や血栓性微小血管障害症などがある。これらを素早く報告するためには、自動血球計数器から出力される結果と血液塗抹標本を作製して破砕赤血球や異常細胞の有無の確認や生化学・免疫検査などの結果を正しく解釈することが重要である。本セミナーでは、日常検査でよく遭遇する症例をあげ、血液検査結果の見方・考え方・アプローチ方法を紹介する。


特別講演 

血液形態診断の秘策『 光顕的手法の舞台裏に迫る』

【 演 者 】
阿南 建一 先生 (福岡大学医学部 腫瘍血液感染症内科学)


(サマリー)
血液形態検査における目視法による光顕的診断は、一般的には標準化された細胞鑑別法に基づいて、末梢血液像や骨髄像の分類が行われている。顕微鏡下に現れている細胞群におけるさまざまな形態像は、分化、成熟に至る因子や薬剤、治療などの影響から形成されている。光顕的診断を行うにあたり、各症例においては、これらの要因が細胞形成の根底にあることを認識し、理解しなければならない。これにより形態学的診断は、正確な診断情報として、その利用価値は向上すると思われる。
本セミナーでは、光顕的診断に潜むさまざまな事例について解説を行いたい。

【情報交換会】 講演会終了後、情報交換会を予定しております。情報交換会への参加を希望される方は、ご参加の有無を裏面の参加申込書またはWeb からの申し込みにてお知らせください。当日、参加費として1,000 円(1 名。税込)を徴収させていただきます。 ※ご参加にあたりましては、所属施設の倫理規定をあらかじめご確認ください。
機器展示会 UniCel DxH シリーズ コールターセルラーアナリシスシステム
血球計数装置 DxH 800、血液塗抹標本作製装置 DxH SMS


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