2017年10月12日

「ヘマトロジー講演会 in Nagoya 2017」報告ページを掲載しました。

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ヘマトロジー講演会 in Nagoya は、9月第三週の連休中日に名古屋ミッドランドホールで開催されました。
当日は、台風18号の接近が予想されていましたが、会場には東海地方や遠方からも多数ご参加いただき、例年通り、盛況の中で講演会は開催されました。
第一部の常名政弘先生からは、H.pylori 感染によるさまざまな血液疾患における要因や検査所見の見方などを解説いただき、特別講演の阿南先生は、細胞形態におけるさまざまな異常メカニズムについて大変詳細な解説をいただきました。会場からは、講師の先生方に多くの質問が寄せられ、有意義な講演会として閉会することができました。
ご参加いただいた皆様と講師ならび座長の先生方に厚くお礼申し上げます。来年も9月に講演会の開催を予定していますのでご期待ください。

講演会風景

講師 常名政弘先生講演風景座長 広瀬逸子先生
講師 阿南建一先生講演風景座長 岩崎寿代先生

ヘマトロジー講演会 in Nagoya 2017
【日      時】 2017年9月17日(日)13:30~17:00(13:00 受付開始)
【会      場】 ミッドランドスクエア 5F ミッドランドホール
名古屋市中村区名駅四丁目7番1号  MAP
【主      催】 ベックマン・コールター株式会社
【お問合わせ先】 TEL : 0120-566-730 / 03-6745-4704
E-mail : bckkcas@beckman.com
【お申し込み
   締切日】
2017年9月12日(火)
定員になり次第締め切る場合があります。
【お申し込み】 >> ヘマトロジー講演会 in Nagoya 2017参加申込はこちらから
【お知らせ】

昨年(ヘマトロジー講演会 in Nagoya 2016)の様子はこちら!

内容紹介

【講演】

 

第1部

今から判る!『H.pyloriと血液疾患』

【 演 者 】
常名 政弘 先生(東京大学医学部附属病院 検査部)


<サマリー>
日常の臨床検査で良く知られている血液疾患には貧血、血小板減少を代表とする血球減少症や急性白血病、悪性リンパ腫を代表とする造血器悪性腫瘍などがある。それらには、鉄欠乏やビタミン不足などの材料不足、骨髄で造血が上手く出来ない骨髄不全、末梢で壊される破壊亢進、遺伝子・染色体に異常を来すことが原因で発症する疾患がある。また、ウィルスや細菌感染が原因により発症する例もあり、ウィルスが原因で引き起こる代表的な疾患には、EBウィルス感染による伝染性単核症、パルボウィルスB19感染による赤芽球癆、HTLV-1 感染による成人 T 細胞白血病がある。細菌が原因で引き起こる代表的な疾患には、百日咳菌によるリンパ球増殖症があり、近年では H.pylori 感染よる様々な疾患が解明されている。H.pylori感染により、慢性胃炎や萎縮性胃炎、胃がんをはじめとする消化器系疾患の他に、鉄欠乏性貧血、慢性炎症に伴う二次性貧血、悪性貧血、特発性血小板減少性紫斑病、さらには MALT リンパ腫を発症することがある。本セミナーでは、H.pylori感染による血液疾患を中心に、その原因や検査結果の見方、考え方を解説する。


特別講演    

『形態異常のメカニズムを考える』― 血液形態観察に疑問を抱くとき ―

【 演 者 】
阿南 建一 先生(福岡大学医学部 腫瘍血液感染症内科学)


<サマリー>
形態異常とは細胞分裂や分化過程に生じるDNAの変化に起因することが多く、リンパ球では免疫グロブリン遺伝子や T 細胞受容体遺伝子が分化過程で再構成することによって発生するものと思われる。形態異常については「原因と発生機序」のメカニズムを追及し理解することが重要で、エビデンスに伴う形態診断に大きく貢献することになる。本セミナーでは形態異常のメカニズムとして習得すべき代表的な例を取り上げ模索してみたい。



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