2014年09月30日
「ヘマトロジー講演会 in Nagoya 2014」報告ページを掲載しました。
- その他
ヘマトロジー講演会in名古屋2014は、秋晴れの中開催され満席となりました。
第一部では、帝京大学医学部附属病院の野木 岐実子先生より、血液検査や緊急検査で遭遇する異常検体について、血算・凝固検査の測定結果の解釈と臨床に有効な情報を提供するためのアプローチの方法について、ご講演頂きました。会場のお客様へ症例に基づいた設問を10問以上出題していただき、内容的には幅広い基礎的な要素が多く、血液検査経験の浅いお客様にも、十分にご理解いただけたと思われます。お客様は、4択の選択肢に対して4色のうちわを高く掲げて回答していただき、とても和やかな雰囲気で進みました。また、設問ごとに座長の碧南市民病院 中央検査室 大坪 盛夫先生と一緒に丁寧な解説をいただきました。
第二部では、おなじみの福岡大学医学部 腫瘍血液感染症内科学 阿南 建一先生より、形態診断を行う上で必要とされる末梢血液像や骨髄像の判定方法、報告書作成の留意点と光顕的手法を用いた光顕的診断の秘策について豊富な臨床経験に基づいた解説をいただきました。
ご参加いただきましたみなさま本当にありがとうございました。
【ヘマトロジー講演会 in Nagoya 2014】 | |
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【日 時】 | 2014年9月13日(土) 14:00~17:00(13:30受付開始) |
【会 場】 | ミッドランドスクエア 5F ミッドランドホール
MAP 名古屋駅徒歩5分 |
【お問合わせ先】 | TEL : 03-6745-4704 / 0120-566-730 E-mail : bckk_seminar@beckman.com |
【Web申込み 締切日】 |
2014年9月5日(金) |
【お申し込み】 | web申込みは終了いたしました。ありがとうございました。 |
【お知らせ】 | 昨年(ヘマトロジー講演会 in Nagoya 2013)の様子はこちら! |
【内容紹介】 | |
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【講演】
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第一部
血液学的検査は初診時には不可欠であり、血液疾患などの診断に直結する場合も多い。その際、血算の測定結果はもとより、凝固・線溶系検査も血液疾患を見いだすうえで重要なデータを提示している例が少なくない。しかし、施設によっては凝固・線溶系検査が外部委託や、血液検査室では行っていないこともあり結果の解釈に不安を感じる方も多いのではないだろうか。 特別講演
末梢血および骨髄血を用いる形態検査は、検体採取から始まり、以下塗抹・乾燥・染色そして報告に至る。その一連の工程については、そこに潜むアーテイファクトやピットフオールを認識し、その対処法を実施した上で形態診断を進めることになる。形態診断を行なう場合は、末梢血および骨髄血の正常構築像を知ることから始まるが、その構築に破綻が生ずれば腫瘍性変化を考え、これを見逃さない眼力と光顕的手法をフルに活かして挑むことになる。個々の血球については、成熟過程を認識した上で量的ならびに質的(形態)異常を的確に捉え、臨床と密なる連携のもと治療に貢献するための報告がなされるべきである。本講演会では、末梢血液像および骨髄像おける判定や報告の留意点と光顕的手法を用いた血球ごとの光顕的診断の秘策について述べる。 |