2014年05月28日
「ヘマトロジー講演会 in Tokyo 2014」報告ページを掲載しました。
- その他
今年のヘマトロジー講演会は、従来の金曜日の夜から、土曜日の午後に時間を移し、内容もさらに充実させて開催しました。
第一部は、形態セミナーとして、安藤秀美先生、後藤文彦先生、常名政弘先生から会場参加者に問題を出していただき、会場の参加者が4色の解答用紙を掲げる形式で、活気のあるセミナーとなりました。
特別講演では、土屋達行先生から形態検査の標準化について、専門的な内容をとてもわかりやすくご講演いただきました。
休日にも関わらず大変多くのお客様にご参加いただき本当にありがとうございました。
【ヘマトロジー講演会 in Tokyo 2014】 | |
---|---|
【日 時】 | 2014年5月10日(土) 14:00~17:00(13:00受付開始) |
【会 場】 | The Grand Hall (品川グランドホール) 東京都港区港南2-16-4 品川グランドセントラルタワー3F MAP |
【お問合わせ先】 | TEL : 03-6745-4704 / 0120-566-730 E-mail : bckk_seminar@beckman.com |
【お申し込み】 | 満員のためweb申込みは終了いたしました。ありがとうございました。 |
【お知らせ】 | 昨年(ヘマトロジー講演会 in Tokyo 2013)の様子はこちら! |
【内容紹介】 | |
---|---|
【講演】
|
形態セミナー
特別講演
血液形態検査は、血液検査の中でも最も古くから行なわれてきた検査の一つである。血液疾患の診断、治療、経過観察において血液形態の観察は、血液一般検査で得られる数の情報とともに必要不可欠である。血液疾患以外でも、血液形態検査に十分な知識と経験を有する臨床検査技師、医師の目視により得られる所見が有用なときが多い。しかし、末梢血液の白血球分画は、ほとんどの施設で自動血球計数器によって行われている。そのため自動機械から異常細胞の出現の警告があっても、どのような異常かを確認できない医療施設も出現するようになった。白血病をはじめとする血液疾患の発見が遅れたり、あるいは、形態の表現方法が統一されていないため正確に情報が伝わらず誤解が生じたり、その用語の意味が理解できないことが誤診の原因になることがある。従って、診察している医師自らが標本を観察していた時代に比較し、より一層血液細胞の判定基準の標準化、所見の表現方法の統一と、その全国的な普及が現在では重要である。 |