2013年11月12日

免疫検査項目 貧血検査 葉酸・ビタミンB12・エリスロポエチン(EPO)ページ掲載!

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貧血は、赤血球の産生・供給と崩壊とのバランスが崩れた場合に引き起こされる臨床症状です。
WHOの基準では、血液中のヘモグロビン濃度が年齢・性別毎の基準値に対して低下している状態とされています。
貧血の原因は多岐に渡り、失血による鉄欠乏性貧血をはじめ、血液産生に関わる自己免疫の疾患や腎機能障害、消化器や骨髄のがんなども疑われます。
また最近では、うつ病などの精神疾患にも関わっていると言われるようになりました。
このような病気が原因の場合もありますが、多くは投薬治療や食生活の改善で健康な生活を取り戻すことが可能です。
ベックマン・コールターの貧血関連項目試薬は、幅広いラインアップにより、貧血の原因を探ることが可能で、患者さんのQuality Of Lifeの改善をサポートします。

葉酸  製品名:アクセス 葉酸(FOLW)

葉酸とビタミンB12の代謝機能

葉酸は、骨髄で赤血球や白血球の形成と成熟に必須で、ビタミンB12と共に欠乏すると大球性貧血を引き起こします。また葉酸は、DNAの合成に大きな役割を果たすことから、特に妊娠初期の女性において葉酸が欠乏すると、新生児の神経管閉塞や二分脊椎などの障害を起こす可能性があり、充分な摂取が推奨されています。

アクセス葉酸(FOLW)の特長

  • WHO IS 03/178 準拠
  • 試薬調整不要 試薬パックをセットするだけで測定可能
  • 病因診断に有用なビタミンB12や EPO をラインアップ

エリスロポエチン  製品名:アクセス EPO

赤血球生成とEPO

赤血球の産生に必須の造血因子であるエリスロポエチン(EPO)は、腎臓で産生、分泌されています。そのため、腎性貧血や赤血球増加症の鑑別などに用いられます。
腎性貧血は、慢性炎症を伴うことがあり、鉄欠乏状態を起こすことにより鉄欠乏性貧血の病態を示すことがあります。製剤投与後に貧血が改善しない場合において、EPO・ビタミンB12・葉酸を測定し、真因を探ります。

アクセスEPOの特長

  • 従来法(RIA)と良好な相関、唯一の自動化試薬
  • CLEIAにより高感度でワイドな測定レンジ
  • 迅速報告が可能な、45分の測定時間

貧血関連 試薬性能・仕様一覧

項目名 葉酸 ビタミンB12 エリスロポエチン(EPO)
測定法 2ステップ競合法 2ステップ競合法 1ステップサンドイッチ法
測定時間 35分 35分 45分
測定レンジ 1.0~24.8ng / mL 50~1,500pg / mL 0.6~750mIU / mL
検体量 / 検体種 55μL / 血清・血漿
(ヘパリン)
45μL / 血清・血漿
(ヘパリン)
85μL / 血清・血漿
(ヘパリン)
キット内容 50テスト×2 50テスト×2 50テスト×2
開封後の安定性 14日 14日 28日
製品番号 / 区分 A98032 / 体外診断用医薬品 33000 / 体外診断用医薬品 A16364 / 体外診断用医薬品
販売名 アクセス 葉酸(FOLW) アクセス B12 アクセス EPO
製造販売承認番号 228ADEZX00072000 20500AMY00118000 22400AMX00063000





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