2013年10月07日
「ヘマトロジー講演会 in Nagoya 2013」報告ページを掲載しました。
- その他
第一部 岩崎寿代先生のご講演は、“血液標本観察から見えてくること-骨髄像の見方・考え方-”と題して、骨髄像標本の作製から観察方法、所見について、初心者の方にも解る内容を優しい口調で解説をいただきました。
また、第二部伊豆津宏二先生のご講演では、“細胞形態とフローサイトメトリーから考えるリンパ腫診断”と題して、さまざまな悪性リンパ腫について、フローサイトメーターを使用した検査法や病型診断について、いくつかの症例を提示しながら解説をしていただきました。多方面でご活躍中の専門医としての経験を踏まえた大変わかりやすい講演をいただきました。
また、昨年同様の満員の会場では、先生方の解説について熱心にメモを取られ、途中退席される方もない大変有意義な講演会となりました
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- 日 時
- 2013年9月14日(土)
14:00~17:00(13:30受付開始) - 会 場
- ミッドランドスクエア 5F ミッドランドホール MAP
名古屋駅徒歩5分 - w e b 申 込
締 切 日 - 2013年9月11日(水)
- w e b 申 込
- お申し込み受付は終了致しました。ありがとうございました。
- 第 一 部
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「血液塗抹標本から見えてくること -骨髄像の見方・考え方-」
- 【 演 者 】
- 岩崎 寿代 先生
(沼津市立病院 臨床検査科)
- 第 二 部
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「細胞形態とフローサイトメトリーから考えるリンパ腫診断」
- 【 演 者 】
- 伊豆津 宏二先生
(国家公務員共済組合連合会 虎の門病院 血液内科)
皆さんは造血器腫瘍の中で最も罹患率の高い疾患がリンパ腫だということをご存知ですか?
日本では年間20,000人以上がリンパ腫と診断されています。リンパ腫は、病型によって治療や経過・予後が大きく異なります。
最も多い病型は、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫で、濾胞性リンパ腫、MALTリンパ腫、マントル細胞リンパ腫、末梢性T細胞リンパ腫などが続きます。
リンパ腫の診断は病型診断を含めて最終的には病理医の役割ですが、リンパ節生検のスタンプ標本や、末梢血・骨髄に腫瘍細胞が出現している際には血液塗抹標本の細胞形態とフローサイトメトリーの所見から診断が絞られることが多くあります。
急を要する場合、これらの結果から組織診断の結果を待たずに化学療法を開始することもあります。本講演では具体的な例を挙げながら細胞形態とフローサイトメトリーからどのようにリンパ腫の病型診断に近づくことができるかを紹介したいと思います。