2013年04月09日
「ヘマトロジー講演会 in Tokyo 2013」詳細ページを掲載しました。
- その他
- 日 時
- 2013年5月24日(金)
18:30~21:00 (18:00 受付開始) - 会 場
- 大手町サンケイプラザ 4階ホール MAP
東京都千代田区大手町1-7-2 - お問合せ先
- TEL : 03-6745-4704 / 0120-566-730
E-mail : bckk_seminar@beckman.com - Webお申し
込み締切日 - 2013年5月22日(水)
- お申し込み
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- 講 演
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第一部
「血球計数情報から異常検体を見つけ出せ!!」
-異常の捉え方、考え方について-- 【 演 者 】
- 常名 政弘 先生(東京大学医学部附属病院 検査部 血液検査)
- 【 座 長 】
- 丸茂 美幸 先生(山梨県立中央病院 検査部)
血液検査における血球計数装置の測定情報は、迅速に異常検体を検出することが可能な検査項目である。また、血液疾患の診断は、血球計数値や形態学的診断、細胞表面マーカー検査のほか、遺伝子・染色体検査や生化学・免疫検査で行われる。血球検査の担当者は、血球計数装置の測定原理を理解し、必要な測定結果をして確認する必要がある。
本セミナーでは、血球計数装置からの測定値と生化学・免疫検査の測定値を把握することで導かれる検体の異常について、症例を交えながら、現場の担当技師の立場から紹介する。第ニ部
「血液細胞形態学 ー骨髄像をどこまで読み取るか- 」- 【 演 者 】
- 栗山 一孝 先生
(公益財団法人 長崎原子爆弾被爆者対策協議会 中央検診所)
- 【 座 長 】
- 東 克巳 先生
(杏林大学 保健学部臨床検査技術学科 臨床血液学)
骨髄系腫瘍における形態学的診断は、染色体・遺伝子診断の意義が大きくなっていく中でどのように位置付け、活かしていくべきか実地臨床における課題の一つであろう。例えば、1枚の骨髄塗抹染色標本は、多くの事象を表現しているのかもしれない。しかし、過不足なく綺麗に染色されていないと異常は表出・表現されてこないこともあるだろうし、見事な染色標本であっても検鏡者によっては感受されないことも起こりうる。骨髄塗抹染色標本には、遺伝子変異(genotype)を内包した血液細胞が個々に、そして集団として形づくる形態として表現(phenotype)されている。最適な条件の染色標本作製に努め、細胞形態を読み取る力と感受性を磨くことによって、一枚の骨髄塗抹染色標本は多くのことを物語ってくる、と思う。本講演では、具体的な症例の骨髄像を中心に、読み取るべき所見とそれらから導き出される鑑別診断、そして臨床医が活用できるような報告書の作成など私見を交えて述べてみたい。