平成25年度 日臨技中四国支部医学検査学会(第46回)報告
2013年11月10日(月) 広島 広島国際会議場
- 共催
今年は広島国際会議場にて、雨が断続的に降る天候のなか開催されました。
弊社ランチョンセミナーでは、「共有基準範囲の設定について~免疫検査の基準範囲の設定の可能性~」と題して竹岡啓子先生(大阪大学医学部附属病院)にご講演いただきました。
140名の方にご参加を頂き、熱心に聴講して下さる方がとても多く、会場は熱気で溢れておりました。
質疑応答も米田登志男先生(広島赤十字・原爆病院)を中心として活発に行われ、共用基準範囲についての関心の高まりを感じることができました。
今後も学術的な講演企画を行ってまいりたいと思いますので、ぜひともご参加ください。
- 日 時
-
- 2013年
- 11月
- 10日(日)
- 12:15~13:15
- 会 場
- 広島国際会議場 コスモス1 MAP
- 演 題
- 「共用基準範囲」の設定について ~ 免疫検査の基準範囲の設定の可能性 ~
- 演 者
- 竹岡 啓子 先生
大阪大学医学部附属病院 医療技術部 検査部門 臨床化学部門 主任 - 座 長
- 米田 登志男 先生
広島赤十字・原爆病院 検査部 生化学・免疫血清検査課長 - せ ミ ナー
内 容 -
近年の臨床検査標準化を受け基準範囲共有化のニーズが高まっている。その中、市原らはアジア国際研究を、企画実施した。結果、国内では地域差が無く基準範囲を共有できることが判明した。この結論を受け、他の基準範囲に関する研究とのデータ統合により、日本臨床検査標準化協議会(JCCLS) 基準範囲共用化委員会から生化学32項目、血液8項目から成る「共用基準範囲」が発表される予定である。しかし、アジア国際研究では、95項目の測定を実施しており「共用基準範囲」に研究対象項目すべてが反映されていない。よって当セミナーでは、「共用基準範囲」に含まれていない免疫項目、当院で採用している項目での基準範囲の妥当性について述べる(抄録より抜粋)。