第21回 日本検査血液学会学術集会(JSLH)報告

2020年7月11日(土) LIVE配信

  • 共催

スイーツセミナーを7月11日(土)に日本検査血液学会学術集会との共催で行いました。
今回は、これまでにはないZOOMを利用したWEB開催になるため、講演における参加型方法の確認、事前に会場を使用したリハーサルなどの入念な準備を講師の先生方と行うことで、例年通りの楽しいセミナーを開催することができました。
土屋逹行先生の軽やかな進行の中、講師の先生方にはわかりやすい解説をいただき、視聴された皆さまは画面の設問に対して回答を操作することで課題とされたWEBでの参加型セミナーが実現されました。
ご視聴いただいた皆さまと講師陣の先生方に厚くお礼申し上げます。今後も皆さまにご満足いただけるセミナーを企画してまいりますので、どうぞご期待ください。

安藤先生後藤先生常名先生土屋先生

画面の様子
会場の様子

第21回 日本検査血液学会学術集会(JSLH) WEB学会 金沢スイーツセミナー1
【配信日時】

2020年 7月11日(土) 14:45~15:35  LIVE配信 

【視聴方法】 当日開催時間前となりましたら、学術集会ホームページへログイン後、本セミナーをお選びいただき、ご視聴ください。
※視聴には学会の事前参加登録が必要となりますので、学術集会ホームページから事前参加登録を行っていただく必要があります。
事前参加登録ページ http://www.c-linkage.co.jp/jslh2020/registration/
【共      催】 第21回日本検査血液学会学術集会/ベックマン・コールター株式会社
【演      題】 「形態のエキスパートを目指して」
“血球形態・骨髄像の見方の基本、そしてアプローチの方法”
【座      長】 土屋 逹行 先生(けいゆう病院 臨床検査科)
【演      者】 安藤 秀実 先生(日本大学病院 臨床検査部)
後藤 文彦 先生(NTT東日本関東病院 臨床検査部)
常名 政弘 先生(東京大学医学部附属病院 検査部)
【要      旨】 骨髄像を含む血球形態検査は古くから血液疾患診断の基本である。現在でも末梢血液像、骨髄像が判定できることは血液疾患診療に係わる医師、血液検査に係わる臨床検査技師にとって必須の技術、知識であることに変わりはない。一方、2017 年に再々改訂された。悪性血液疾患WHO 分類の基本は、血球形態より腫瘍性増殖している血液細胞の細胞起源などを遺伝子変異、染色体分析、細胞表面マーカーなど形態以外の情報を用いる分類が主になっている。そのため、遺伝子変異や染色体分析、さらには細胞表面マーカーなどの情報を得るため骨髄穿刺検査は、形態観察の骨髄像検査とともに検体採取としてどうしても必要である。しかし、検査血液学会に参加されている方々の大多数の施設では、急性白血病などは末梢血液像、骨髄像検査のみで診断して治療を開始し、細胞表面マーカー、染色体、遺伝子検査などの結果がそろった時点でWHO 分類を行っている施設が多数を占めるのが現状である。そのため骨髄像観察から情報を正確に読み取るための基本的な血球形態、骨髄の読み方・判定などの知識とともに遺伝子変異や染色体分析、さらには細胞表面マーカーなどの知識も必要になっている。一方、血液疾患を診療している医師は、これらの多数の情報を総合して判断しなくてはいけないため、血球形態観察に習熟していない医師も増えているのが現実である。そのため、臨床検査技師が正確な形態情報を正しい表現で報告することの重要性は非常に大きくなっている。今回も経験豊富な骨髄検査技師3 名に症例を通じて基本的な血球形態、骨髄像の見方、考え方のみでなく、最新の細胞表面マーカー、遺伝子検査所見と形態の関係などについても紹介する予定である。十年以上続けている参加型のセミナー形式で、参加して頂いた皆様とともに近年ますます重要になっている血球形態、骨髄像の見方・考え方の技術・知識の習得を目指したい。

血液学検査 関連製品:
UniCel DxH 900シリーズ コールターセルラーアナリシスシステム (製造販売届出番号:13B3X00190000060)
UniCel DxH 690T コールターセルラーアナリシスシステム (製造販売届出番号:13B3X00190000069)
【お知らせ】

2019年の第20回日本検査血液学会学術集会イブニングセミナー共催はこちら!


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