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「ネットで形態」 血液形態自習塾 第3部
 造血器腫瘍の診断〜ソフトに解析する戦略〜

4)急性骨髄単球性白血病(M4)

骨髄では芽球の他に顆粒球系と単球系の混在がみられる.

  • 【所見】
  • @骨髄にて芽球が20%以上
  • A骨髄にて骨髄系と単球系の二系統の混在(≧20%)
  • B末梢血の単球数5,000/μL以上
  • 他に血清リゾチームの上昇(正常の3倍以上)、単球系がNaF阻害EST陽性
  • 頻度:成人20-25% 、小児12%

  • 【ポイント】
  • 診断には上記の骨髄所見か末梢血所見のどちらかが合致すればよい。

骨髄ではPO染色にて顆粒球系(陽性)と単球系(陰性〜弱陽性)に、EST二重染色で顆粒球系(青色)と単球系(茶褐色)に分かれる。

末梢血では単球が5,000/μL以上を占める。



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