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「ネットで形態」 血液形態自習塾 第2部
 末梢血・骨髄像の見方&考え方

〜実践的な観察・血小板編〜

    Point.

  • 血小板は直径2〜3μmの大きさで、中心部に多数の赤紫色の顆粒を有し(顆粒質:granulomere)、周囲には明るい均一な構造(硝子質:hyalomere)からなります。
  • 大きさの異常
    @大型血小板(8μmまで)
    A巨大血小板(8μm以上):平均血小板容積(MPV)の増加、血小板容積分布曲線の右方推移
    B微小血小板(2μm以下):血小板寿命の延長、老化血小板の比率の増加が起因
  • 顆粒の異常
    @巨核球-血小板系の白血病性変化が起因。
    A先天性機能異常としてgray platelet症候群がある。血小板内のα顆粒等を欠くためMG染色で
    血小板が灰色にみえることから呼ばれる。
  • 偽性血小板減少症
    @EDTA依存性血小板凝集
    A血小板衛星現象
  • 綺麗な塗抹、華麗な染色はあたりまえ‥です。

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