血液細胞の基本構造を復習しましょう! (その1)
- 1. @核(クロマチン網工、核小体)、A細胞質(顆粒、封入体、空胞)からなる。
- 2. 核 nuclei
- ・核膜で境された空間の中に糸状の核色質がもつれ合って網目状の構造を形成している。
- ・核色質はクロマチンとも呼ばれ、MG染色では紫褐色に染着されてみえる。
- ・クロマチンが核内でもつれ合って染色された様を核網工ないしクロマチン網工を呼び、細胞鑑別には大切な指標になる。
@クロマチン網工については、大きく網目状(網状)、顆粒状をなすものに分かれる。
以下にシエーマ的に示す。クロマチンの太さについては、太いもの(下.5)、繊細なもの(下.6)に示す。
小宮正文:図説血球のみかた.南山堂.1988