HOME > 血液検査コーナー > 「ネットで形態」 血液形態自習塾 > 第1部 > 3. 形態の標準化をめざして

「ネットで形態」 血液形態自習塾 第1部 
 形態観察の基礎知識

標準化はどこまで進んだの?

「桿状核球と分葉核球の基準案」にて委員会同士で意見が分かれました。
つまり、核糸が確認できないものは桿状核球にする‥ということです。
確かに相関はよくなりますが、次のような弊害も抱き込んでしまいます。
私見と現場の技師の意見を紹介します。


  • 核糸の基準が定かでないこと
  • 桿状核球に分類される率が高くなるため、正常域が軽く10%を超えることになります。
  • 核左方移動の例が多くなり、臨床像との兼ね合いに問題を残す。
  • 桿状核球の正常値を変えることになり、臨床医とのコンセンサスをどうするのか。
  • 現状に分類(日臨技案)で支障を来たしていない。
  • 基準法に従わない。
  • 機械分類で十分である。

≪前のページへ目次ページへ次のページへ≫

 

ページトップ