標準化はどこまで進んだの?
「桿状核球と分葉核球の基準案」にて委員会同士で意見が分かれました。
つまり、核糸が確認できないものは桿状核球にする‥ということです。
確かに相関はよくなりますが、次のような弊害も抱き込んでしまいます。
私見と現場の技師の意見を紹介します。
- 核糸の基準が定かでないこと
- 桿状核球に分類される率が高くなるため、正常域が軽く10%を超えることになります。
- 核左方移動の例が多くなり、臨床像との兼ね合いに問題を残す。
- 桿状核球の正常値を変えることになり、臨床医とのコンセンサスをどうするのか。
- 現状に分類(日臨技案)で支障を来たしていない。
- 基準法に従わない。
- 機械分類で十分である。