標本管理は診断者の責任である
診断を終え保存する標本については、台帳をもとに標本箱に整理整頓して保存すべきです。
すなわち、それは診断者が責任でもあり、保管する標本ケースには施錠管理することが求められます。下記の画像は約30年経過した封入標本ですが、診断時のMG染色は退色することなく綺麗な色調のままでみられます。普通染色は半永久保存が可能といわれますので、日頃から良好な塗抹と綺麗な染色に心がけることが重要です。
A.急性骨髄性白血病(AML-M2)、B.慢性リンパ性白血病、C.急性前骨髄球性白血病の症例です。
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