塗抹染色標本と未染色標本の保存について
普通染色標本を鏡検後に保存したい場合は、適切な封入剤にて封入することを推奨します。理由として、塗抹面にゴミ・ホコリが付着することや反復鏡検時に塗抹面が剥がれキズがつくからです。封入する標本については退色を防止するため、日頃から少し濃い目に染めることをお勧めします。
未染色標本の保存については、室温に放置しますとガラス板からアルカリ成分が溶出される?ことで、普通染色では青色に染まり、酵素失活が発生するため酵素染色が不可能となります。従って下記の方法を推奨します。
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未染色標本の保存については、室温に放置しますとガラス板からアルカリ成分が溶出される?ことで、普通染色では青色に染まり、酵素失活が発生するため酵素染色が不可能となります。従って下記の方法を推奨します。
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