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「ネットで形態」 血液形態自習塾 第3部
 造血器腫瘍の診断〜ソフトに解析する戦略〜

B細胞の分化抗原の発現と腫瘍

急性リンパ芽球性白血病はB細胞性のものが多く、芽球の起源を知る上で免疫表現型の発現を知ることは重要です。 前駆B細胞性と成熟B細胞性腫瘍では免疫表現型が異なるので認識しておきます。前駆B細胞性では、HLA-DR、CD79a、CD19、CD22、TdTなどが発現し、成熟B細胞性では、CD20、表面・細胞質内免疫グロブリンが発現します。


smIg:細胞表面免疫グロブリン
cyIg:細胞質内免疫グロブリン

鶴田一人氏ほか:エビデンス血液形態学.132-136.近代出版.2014



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