Egypt にロマンを求めて
エジプト紀行 (2000.9)
ツタンカーメンは7歳で結婚し父のあとを継ぎファラオになったが、唯一心を許せたのは王妃アンケセナーメンであった。以後ツタンカーメンは王妃以外の女性を愛することはなかったそうである。17歳にしてツタンカーメンは暗殺され生涯を閉じたといわれているが、その棺を発見したのはハワード・カーター(英国,1922)であった。
彼は17歳のときからツタンカーメンの発掘に全てを投じていたが、80年余りを経てようやく対面に成功したのである。目も眩むような素晴らしい黄金のマスクに包まれた幻のファラオ・ツタンカーメンのきらびやかな装飾品の中に、彼の目を強く引き付けたのは一輪の“ヤグルマソウ"のからからに枯れた花束であったそうである。それは、自分をこよなく愛し続けてくれた王妃アンケセナーメンのせめてものお返しであったのであろうか…。
3000年の眠りから覚め今解き明かされた愛のロマンを求めるためにエジプトへ飛行しました。ギザの三大ピラミッド、アブシンベル宮殿、アスワン(石切場)、ルクソール(農場)の行程でした。9月の気温がなんと40℃、9割の訪問客が体調不良を訴えるそうで、ご多分に漏れず小生も2日間はダウン状態でした。
ところで、三大ピラミッドは、祖父、息子、孫を象徴したもので、第1ピラミッドはクフ王(高さ146m、今は137m)、第2はカフラー王(143m)、第3はメンカウラー王(66m)とされ、いずれも親父よりも低く作られています。