標準化はどこまで進んだの?
リンパ球系細胞の分類基準(JSLH改訂案)
リンパ球 | 直径9〜16μm, 細胞質は比較的広いものから狭いものまである. 色調は淡青色から青色を呈する. なお, アズール顆粒を認める場合がある.核は類円形で,核クロマチンは集塊を形成しクロマチン構造が明らかでない. |
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異型リンパ球 | 直径16μm(赤血球直径のおよそ2倍程度)以上で細胞質は比較的広い. 色調はリンパ球に 比較し好塩基性(青色)が強い. なお, アズール顆粒,空胞を認める場合がある. 核は類円形, 時に変形する. 核クロマチンは濃縮しているがリンパ球に近いものからパラクロマチンの認められるものまである. 核小体が認められるものもある. 判定が困難な場合はリンパ球との相違点を記載する. |
分類不能 | 異常な形態を示すリンパ球. 形態を記述する. |
リンパ球変異型 | 核クロマチンは濃染して塊状〜結節状.明瞭なパラクロマチン領域を認め核小体を認めることもある.(NCCLS.1992) |
*細胞分類, 鑑別にあたっては, 標本全体を弱拡大で観察し, その標本における細胞の分化・成熟の概要を理解した上で行う.