A. 骨髄球、B. 後骨髄球、C .単球、D.リンパ球、E.後骨髄球、
F .前骨髄球、G .桿状核球、H .リンパ球、I .後骨髄球
【同定法】
顆粒球系の分化段階と単球とリンパ球の核網の違いをしっかり掴み同定しましょう。
単球には軽度ですが核縁の不整と細胞質に二重構造(矢印)がみられます。
上図のF.は形状と核偏在性に乏しいことから一見後骨髄球と思われがちですが、クロマチンがやや繊細のことと、一次顆粒の名残を感じさせるものとして前骨髄球と同定しました。
また本細胞の5時付近には赤血球と重なった部分がみられ、赤血球を追い払えば前骨髄球の大きさにもなるようです。