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「ネットで形態」 血液形態自習塾 第2部
 末梢血・骨髄像の見方&考え方

正常骨髄像の着眼点

*正常のルート(手技)で骨髄穿刺が施行されたことを前提に以下の項目に留意して鏡検を行います。

  • 有核細胞の分布が正形成であること.
  • 骨髄の構築が保持されていること(間質系細胞の出現).
  • 細胞の比率が保持されていること.
    @脂肪髄と細胞髄(Fat/Cell比)の比が 1:1(成人)
    A有核細胞と赤血球の比が 1:1
    B骨髄系と赤芽球の比が 3:1(成人)
  • 骨髄巨核球に血小板産生がみられること.
  • 造血三血球(系統)に形態異常を認めないこと.
  • 癌細胞の骨髄転移を認めないこと.

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