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「ネットで形態」 形態コンシェルジュ

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形態コンシェルジュ

骨髄にみられたホジキンリンパ腫細胞

元来、Conciergeとは、フランス語でアパートなどの管理人、番人の意でしたが、アメリカでは、コンシアージと発音し、ホテルでの総合的なインフォメーションの提供や手配などの利用者の要望に応えて、多彩で重要なサービスを担当する案内人のことです。 この度、電脳・血液形態塾、血液形態自習塾、マンスリー形態マガジンの案内役として、血液形態学の専門家である阿南建一先生に、血液形態学コンシェルジュをお願い致しました。

【略 歴】
1968.03 名古屋衛生技術短期大学(現.藤田医科大学)卒
1968.04 古賀病院 検査室
1975.12 国立大阪病院 研究検査科
1978.04 国立舞鶴病院 研究検査科 主任
1979.08 国立病院九州がんセンター 臨床検査部 主任
1995.04 国立小倉病院 研究検査科 副技師長
1997.04 国立中津病院 研究検査科 技師長
2000.07 国立都城病院 研究検査科 技師長
2004.04 独立行政法人国立病院機構九州がんセンター
統括診療部臨床検査科 技師長
2008.04〜2014.03 国立病院機構 九州がんセンター 医用画像部
2010.04〜現在 福岡大学医学部 腫瘍・血液・感染症内科学 がん薬物治療法研究講座 客員講師
【免 許】
臨床検査技師(第18488号)
認定血液検査技師(第0014号)
二級臨床血液検査士(第9740A)
【活 動】
1982〜2020  大分臨床検査技師専門学校 非常勤講師 
1986〜1990  日本臨床衛生検査技師会血液検査研究班 全国委員 
1989〜1992  Medical Technology 編集委員 
1984〜2008 小児癌・白血病研究グループ(KYCCSG)主任研究員 
1989〜2008  小児癌・白血病研究グループ(CCLSG)主任研究員 
1987〜2014  博多シンポジウム企画委員代表 
2004〜2015  日本検査血液学会 評議員・理事 
2016〜現在  日本検査血液学会 名誉会員 
2005〜2007  日本血液学会専門医・認定試験委員 
2009〜2013 九州大学医学部保健学科 非常勤講師
2010〜2018 倉敷芸術科学大学生命科学部生命医科学科 非常勤講師
2011〜2019 日本小児白血病リンパ腫研究グループ(JPLSG)ALL形態中央診断
【所属学会】
日本血液学会、日本小児血液がん学会、日本検査血液学会、日本臨床衛生検査技師会
【表 彰】
福岡臨床衛生検査技師会賞(1993.5,2022.3)、小島三郎記念技術賞(2001)、
日本臨床衛生検査技師会会長賞(2002)、大韓血液輸血検査学会 学会功労賞(2007)
【海外講演】
大韓血液・輸血検査学会 特別講演(韓国.ソウル.2001)
中国遼寧省腫瑠病院 招待講演(中国.瀋陽.2005)
第1回韓国血液学セミナー講演・実習(韓国.テジョン.2008)

第1回韓国血液学セミナー(Daejeon保健大学.2008.2.1〜2.2)第1回韓国血液学セミナー(Daejeon保健大学.2008.2.1〜2.2)

親交が深いByum Dae Foon先生(元 高麗大学)のご厚意のもと、韓国で初めて開催された「第1回血液学セミナー」に招聘されました。セミナーには韓国のMT-Professor など22名が参加しました。

ソウル崇礼門(南大門) 現役.最後の写真(2008.2.3撮影) 2008.2.3撮影ソウル崇礼門(南大門) 現役.最後の写真(2008.2.3撮影)

1398年、朝鮮王朝初代王の太祖によって建立され、1448年、第4代王の世宗によって改築され、国宝第1号(1962)に指定されました。
私が見学した1週間後の2008.2.10、放火事件により南大門は全焼し、とても残念な出来事でした。その後2013年に復元されています。

大韓血液輸血検査学会「学術功労賞」受賞(2007.11.24)大韓血液輸血検査学会「学術功労賞」受賞(2007.11.24)

第20回博多シンポジウム(福岡)にて、大韓血液輸血検査学会を代表したByun Dae Foon先生より「学術功労賞」を受賞しました。外国人の受賞は、本学会では初めてのことでした 。Byun先生とは18年ほどの親友ですが、2023年を迎えた今日もメールで連絡を取り合っています。


第2回韓国・福岡血液学セミナーの開催(2008.8.8〜8.9)第2回韓国・福岡血液学セミナーの開催(2008.8.8〜8.9)

名称を、『Korea-Fukuoka Morphology forum of Hematology』に改め、8月8日(金)、9日(土)九州がんセンターで開催した。
本会の名称を「Korea-Fukuoka Morphology forum of Hematology」に改め、私が在籍していた九州がんセンターで開催しました。偶然にも両国の頭文字をとるとKo-Fuku(幸福)という縁起のよいネーミングになりました。韓国よりByun先生をはじめ韓国保健大学の教授・副教授13名と通訳のKim,Byung-Sung氏が参加されました。九州がんセンター血液内科および小児科部長の講演(英語)と鏡検実習、スライドカンファレンスなど活発な意見交換がなされました。韓国の先生と関係スタッフとの記念撮影の1コマです。翌2009年3月には、私が再び韓国(ソウル)に招聘されました。


【主な著書】
「小児がんの病態と治療」  藤本猛男ほか 〔共執〕 癌と化学療法社.1986
 
「血液形態観察のすすめ方」  西 国広ほか 〔共執〕 近代出版.1987
「カラーアトラス“血球Q&A”」  柴田 進ほか  〔共執〕 金芳堂.1994
「新細胞診のすすめ方」  西 国広ほか 〔共執〕 近代出版.1990
 
「血液形態101(CD-ROM)」  阿南建一ほか 〔監修〕 Sysmex.1998
「形態学からせまる血液疾患」  阿南建一ほか 〔監修〕 近代出版.1999
「血液形態診断2000(CD-ROM)」  阿南建一ほか 〔監修〕 Sysmex.2000
「形態学からせまる血液疾患」  邊大勲、阿南建一  韓国版.2003
「骨髄病理アトラス」  菊池昌弘ほか 〔共執〕 分光堂.2003
「ATLの基礎と臨床」  岡村 純ほか  〔共執〕 厚生労働化学.2003
「血液細胞アトラス(第5版)  三輪史朗ほか 〔共執〕 文光堂.2004
「三輪血液病学(第3版)」  浅野茂隆ほか 〔共執〕  文光堂.2006
「血液腫瘍画像データベース」 九州がんセンター ホームページ.2007
 
「電脳血液形態塾」 ベックマン・コールター ホームページ.2007
 
「エビデンス血液形態学」 阿南建一ほか 〔監修〕近代出版 2014
 


幼少期
【座右の銘】
“形態の極めは目視録にあり”

【自慢できること】
「秋期大運動会の閉会の辞」(中学時代)

人生70年を過ぎますと、自慢できることより反省することの方が多いのですが、唯一自慢として思い出せるのが中学生時代にありました。それは秋期大運動会で選手代表として述べた「閉会の辞」です。今日になってもその言葉は脳裏からはなれずスラスラと言えます。公務員の親父に作ってもらったもので、決して子供が使う言葉ではありませんが、当時は何も判らず丸暗記して朝礼台に立ち大きな声で挨拶したことが想い出されます。
“本日は非常によい天候に恵まれ、父兄の方々には早朝より私どもの演技をご覧下さり誠にありがとうございました。また、選手諸君は日頃鍛えた演技を十二分に発揮され、ここに秋期大運動会が無事終了しましたことに厚くお礼申し上げます”

選手代表  阿南 建一



【愛用の形態ツール】
現役時代に活躍した“アナログ”グッズ

現役時代はアナログ撮影が主流で専用のスライドフイルムや現像など手間暇かけていましたが、 画像の鮮明度はよく“アズキ色”と形容される血液細胞をキャッチするには満足のいくものでした。しかし、現役を退任する 頃にはデジカメ撮影が主流となり私も止む無く使用し始め、撮影枚数に制限がないことは最大の魅力ですが、 アズキ色を求めるのに苦労することになります。それを補填する方法として個人的に昔から使用しています。
Adobe Photoshop(Elements)で色調やピント調整などの加工が可能であり是非推奨したいものです。 鮮明な画像はアカデミックな論文をさらにグレードアップしてくれるはずです。


阿南先生の趣味の世界は、こちら

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