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「ネットで形態」 血液形態自習塾 第3部
 造血器腫瘍の診断〜ソフトに解析する戦略〜

忘れてはならない骨髄転移性腫瘍

  1. 患者の延命率の向上により、骨髄転移率の高い乳がん、肺がん、前立腺がんなどの発生が増加する。
  2. 診断には画像診断法(単純X線写真、骨シンチグラフイ、CT、MRIなど)と
    組織細胞学的方法(骨生検、骨髄像検査)がある。
  3. 骨転移は胸骨、大腿骨など多発性転移が起こる。
  4. 転移巣の形成(仮説)
    @解剖学的要因(血流の太さ速さ,走行,組織学的性状)
    A血流動態説
    B環境適所説
  • [骨髄転移細胞の概念]
  • 細胞種類、細胞配列、細胞起源による位置付け
  • @artifact
    骨髄内で組織性細胞配列をとっても、骨髄から吸引、グラスへの塗抹操作により細胞がばらけることがある。
  • A低分化、未分化細胞
    骨髄内で組織性細胞配列をとっても、細胞集団が低分化や未分化な場合、細胞はび慢性に近い出現様式をとる。

阿南建一,亀岡孝則,須田正洋:形態学からせまる血液疾患.近代出版.1999


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