ベックマン・コールターについて
弊社は米国に本社を置き、世界各国でビジネスを展開するグローバルカンパニーです。臨床検査分野、ライフサイエンス分野という2つの分野で事業を構成しており、世界をより健康な場所にするために11,000人を超える社員が日々業務に取り組み、幅広い製品・サービス・ソリューションをご提供しています。
臨床検査分野の製品は、血液などから必要な情報を得ることで患者を診断、経過観察するために、世界中の病院、医療関連施設の臨床検査技師の方々に利用していただいています。
ライフサイエンス分野の製品は、疾病や新しい治療方法の研究、複雑な生物学の問題を検討するために、バイオ関連企業、大学、専門学校などの研究者の方々に採用されており、また、粒子計測製品は製造業の皆様にも使われています。
弊社の歩み
弊社の歴史は、創業者のアーノルド O. ベックマン博士の“pHメータ”、“分光光度計”、もう一人の創業者であるウォレス H. コールターの“コールター原理”の発明に始まります。二人は発明品をより多くの人々へ提供するために、それぞれベックマン社、コールター社を創業しました。その後両社は世界屈指の理化学分析機器、医療機器の総合メーカーへと成長を遂げました。
1998年、コールターが亡くなったのを機に、ベックマン社とコールター社は合併。現在のベックマン・コールター社が誕生しました。この合併により、総合的なソリューションを提供するバイオメディカルテスティング分野におけるリーディングカンパニーへと進化しました。そして2009年、オリンパス社の分析機事業を統合し、臨床検査生化学分野では世界トップクラスとなると同時に、生化学分析装置の製造・開発拠点を静岡県三島に有することとなりました。
2011年には、業種を超えてさまざまな価値を社会に提供する複合企業体であるダナハーグループの一員となりました。
さらに、2015年にはシーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクスの微生物学検査事業を買収統合しました。
ベックマン・コールターは、ライフサイエンス、臨床研究そして臨床検査という連続した分野において幅広い製品・サービス・ソリューションを提供し、科学技術の発展とヘルスケアに貢献してまいります。
2つの特色ある事業分野
【臨床検査分野】
臨床検査室の中核を担う、血液学・生化学・免疫および微生物検査を中心に、幅広い検査に対応する分析装置・検査試薬のほか、臨床検査システムやオートメーションシステムをご提供しています。世界各地に拠点を置き、高いシェアを有する一方で、日本国内にも製造開発拠点を持ち、グローバルな発想と、日本に根差した高品質なソリューション、そして”エビデンスのあるデータ”をご提供することで、お客様とともに臨床検査の品質をリードしていきます。
【ライフサイエンス分野】
生体系を総合的なシステムとしてとらえるシステムズバイオロジーを推進するため、ライフサイエンス事業部の製品は、フローサイトメーター(細胞の分取・分析と関連抗体試薬)、遠心機(試料の構成成分を分離)、オートメーション(検体の自動分注)、ジェノミクス(核酸抽出)、粒子計測(気中/液中粒子のカウンティングおよび粒子の物性解析)の製品群にて構成されています。
充実した製品群はマーケットをリードし、疾病や新しい治療方法の研究、複雑な生物学の問題を検討するため、製薬企業、バイオ関連企業、大学等の研究者の方々をはじめ、粒子を計測することが必要な製造業などのご施設で幅広くご採用いただいています。